砂糖添加水槽を考える

「水槽に砂糖を入れるだけで水替えが不要になる。」
こんな怪しげな話を聞いてやってみる方もやってみる方だが自分はやってみたw。
最初は見事に失敗。砂糖を入れると次の日には水槽真っ白。
砂糖を入れ続けると、水槽はドブみたいな臭いがして、茶色いゼリーみたいなぶよぶよでパイプが詰まりまくった。魚も病気になる始末。
「やっぱり、こんな方法じゃ水替え不要になんてならないな。」
そう思って半年は砂糖添加水槽のことなんて忘れていた。

しかし、最近になってgoogle:脱窒]と[google:接触曝気法の話を聞くようになり、今までの方法をちょっと変えるだけで本当に水替え無しでも水槽が維持できるようになったのです。

理屈はさておき、自分の成功例を紹介します。
水草を入れる。
脱窒されてしまうのでたくさん入れても枯れてしまう。アヌビアスナナとか丈夫なやつを入れる。入れると魚の調子がいい。窒素以外のリンなどを処理してくれるからかもしれない。池などの屋外であれば水草じゃなくてもコケを放置しておけばいい。
・必ずエアレーションする。
極端にぶくぶくやらなくても大丈夫。でも酸素の供給は重要。接触曝気法なんだから。
・上面濾過装置と底面濾過装置を連結して使う
よくある底面から上面への接続ではなくて、上面から底面に接続します。底面濾過装置が嫌気濾過に一役かっているかどうかは謎ですが、濾過面積が広くなるのと酸素を多く取り込んだ水を上面濾過装置に送り込みたかったのでこうしてあります。
・上面濾過装置の濾材はセラミック+ウールマット
基本的に濾材は洗わないのですが、ウールマットだけだと詰まってしまうことがあるのでセラミック濾材を使います。セラミック濾材はリング型でも米粒型でもどちらでもいいと思います。屋外の濾過装置ではプランター軽石を入れたものを使用しています。
・砂糖添加の量は適当
本当に適当です。強いて言うなら、熱帯魚を飼っている60cm水槽では多くてもティースプーン1/4。鯉とか金魚を飼っている外の60cm×2連結水槽では1〜2杯分を毎日添加しています。
・砂糖を添加する場所は濾過装置に。
水槽内ではなく、濾材に振り掛けるような感じで添加しています。濾材に形成される生物膜にエサをやるみたいです。

こんな感じでもう3ヶ月ほど水替え無しで水槽を維持できています。pH測定しても7〜7.5ぐらい。うーん不思議だ。